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ケリーと並んで絶大な人気を誇る「バーキン」は、1984年にイギリスのシンガー、ジェーン・バーキンが機内で無造作にバッグに入れられた荷物をばらまいてしまったことがキッカケでした。
上手く整理できないと嘆く彼女に「整理せずに詰め込める理想のバッグを作りましょう」と提案した隣の席の男性こそが、当時のエルメスの社長。
偶然の出会いこそが、デザイン性と実用性を兼ね揃えた女性の憧れバーキンの誕生だったのです。

元来ケリーバッグはサドルバッグを婦人用に改良して1935年に「サック・ア・ロア」と言う商品名で売り出された物でした。
1956年、当時のモナコ公妃であったグレース・ケリーが、人だかりから妊娠中のお腹を隠し守ったそのバッグこそが、今の「ケリー」でした。その写真が雑誌に掲載され、バッグの認知度が高まったことに便乗して、モナコ公国の許可を得て改称したものが、現在エルメスの顔とも言えるケリーバッグです。
ケリーには内縫い外縫いがあり、デザイン性が変わるおしゃれなバッグです。

なんとボリードはエルメスが作り出した世界初のファスナーバッグ。私たちが普段何気なく使っているファスナーも、エルメスがアメリカに持ち込んでこそのファスナーだったのですね。
旅行用バッグのブガッティとして売り出されていた後、デイリーシーンでも人気を集め始め、名前も「ボリード」と改名し、デイリーバッグとして生まれ変わりました。
カジュアルバッグとしても地位を高めているボリード。使い勝手も良いアイテムです。

可愛らしい名前、コロンとした見た目とは裏腹に驚くほど抜群の収納力、手ごろなサイズ感、エルメスにしては低価格なこともあり、特に若い女性から人気を誇っています。
そんなピコタンは元々馬などの動物のためのエサを入れるために作られていた袋状の収納アイテムの名前だったようです。
高い収納力と持ち運びしやすい形状をもとにしたピコタンはカラー展開も幅広く、ファッションにこだわりがあるけれど収納力にもこだわりたい、そんな方にとってもオススメ